私にみえている世界

こんにちは。

陽気なギャングは三つ数えろ 感想

お疲れ様です。yasusususuです。

 

私は、学生時代、伊坂作品に物凄くハマっていた時期があり、作品の世界観だけでなく作中に登場する音楽*1にもかなりの影響を受けました。

 

私は、伊坂作品の中でも陽気なギャングシリーズが一番好きです。どの作品でも登場人物のキャラが立っているのですが、私には陽気なギャングシリーズの登場人物たちが特に愛すべき存在に思えるのです。

 

 

 

※以下、ネタバレを含みます。ご注意下さい。

あらすじ

今作「陽気なギャングは三つ数えろ 」は、陽気なギャングシリーズ3作目です。

 

即興演説の響野、スリの天才久遠、人間嘘発見器成瀬、正確無比の体内時計雪子のおなじみ強盗四人組は、いつものように銀行強盗を終えるのですが、正義感あふれる警備員の投げた警棒が久遠の左手に傷を作ってしまったことが遠因で四人は面倒に巻き込まれます。

先の銀行強盗の後、四人は雪子の息子慎一がアルバイトとして働くホテルに集まるのですが、メディアから姿を消したアイドル宝島沙耶を追うハイエナ記者火尻の部屋に何者かが侵入するという事件が起き、久遠がこれに遭遇してしまいます。

火尻は、久遠の左手の傷から久遠が銀行強盗でないかと疑い、四人とその関係者を特定。そして、火尻は、四人のプライヴァシーをネタに火尻が裏カジノで作った借金の肩代わりを要求します。

ゆとり世代の裏カジノの運営者たちは、底知れぬ恐ろしさを秘めており、命の危機から火尻はハイエナの如く四人を強請るのですが、四人組は、火尻の書いた身勝手な記事の被害者の協力を得て火の粉を振り払おうと奮闘します。

 

感想

よくできたお話です。物語の最後にそれまで散りばめられてきたピースがあるべき場所にきちっと嵌っていき、相変わらず爽快な読後感です。

話の出来もさることながら、登場人物のセリフが大好きです。

「…二十三メートル先に向かって、六、七キロの重い球を転がすなんてね、家じゃ無理だし。貴重な施設だよね、うん」

ボーリング場について、田中。

 

ゆとり世代ですから」

表情を変えず面白いと言うことに突っ込む成瀬に対して、大桑。

 

「クモは武器も同然ということですよ」

クモの糸について、響野。 

セリフまわしだけで、何度も笑えます。

シリーズものですが、前作を読んでいないとわからない話ではないので、今作からでも楽しめます。ぜひ。

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