私にみえている世界

こんにちは。

誰得?hontoの新サービス「読割50」について

お疲れ様です。yasusususuです。

 

hontoをいつも利用している私ですが、 

keep-it-simple-on.hatenablog.com

hontoストアのサイトにてアカウントを参照していると見慣れない文字が。

 

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少し見づらいですが、「読割50」と書いています。 

 

公式にhontoから案内が来ていないので、いつ始まったサービスなのかはわかりませんが、2014年12月の時点で、2015年春の運用開始を予定しているというプレスリリースをしていたようです*1

 

概要

丸善ジュンク堂文教堂等のhonto提携店にてhontoカードを作成しhonto会員となり、紙の本を購入した場合、のちに、hontoストアで、先に購入した本と同一の電子書籍を販売額の50パーセント割引で購入できるというサービスのようです。

このサービスの適用を受けるには、honto会員であること、書籍購入時にhontoカードを提示すること、購入した書籍がhontoストアで電子書籍として販売されていることが必要です。

 

雑感

hontoストアを一押ししている私ですが、正直言ってこのサービスは、誰に向けたもので、どうお得なのかがわかりません。

 

なぜ半額のお金をさらに支払わなければならないのか

例えば、TSUTAYAは、BookLive!と提携して、雑誌を購入すると電子版が無料で読めるAirbookというサービス*2をおこなっています。

紙の雑誌は電子書籍よりも高いことが多いです。私は、電子書籍が紙の雑誌より安いのは、印刷代、流通費、在庫リスク等々を考慮すると当然であると考えます。

また、少し話が逸れますが、雑誌は、性質上保存されることよりも捨てられることの方が多いように思いますので、バックナンバーを参照したくなったときに電子版が利用できるというのは、場所をとらずに過去に購入した雑誌を読み直せるという意味で大きなメリットがあると思います。

 

話を戻しまして、電子書籍より値段の高い紙の雑誌を買った人に電子書籍を提供するという場合、追加の料金を取るということは、あまり合理的でないと考えます。

少し譲って、電子書籍化やその流通にコストがかかるとしても、hontoストアのように電子書籍の価格の半額の料金をとるというのはやりすぎではないかと思います。

私は、本という「物」ではなくて、本の中身、「コンテンツ」にお金を払っていると考えるからです。

私のこの考えからすると、紙の書籍を購入した段階で、「コンテンツ」への支払いは完了しているわけですから、同じ「コンテンツ」の電子書籍を買うのにさらに支払いが必要となることはないはずです。

確かに、自炊を行っている私からすると、自炊コストがバカにならないことは理解しているので、自炊を行ってもらえる対価と考えると、hontoのサービスに対価を支払うことはわからないではないです。

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しかし、半額というのは、やりすぎではないでしょうか。

 

誰が「読割50」を利用するのか

私は上記のように自炊を行っていますが、自炊を行うのは、電子書籍が紙の本より遅く発売する場合であって、そもそも同日に電子書籍が発売されていれば、私は、紙の本を買いません。

 

そこで、想定される利用者は、

①紙の本をコレクションしておいて、本自体の内容は電子書籍で読みたいと考えるユーザー

②自炊の手間を省きたいと考え、かつ「(紙の本の値段)ー(紙の本の売却額)」>「読割50の適用後の電子書籍の価格」の場合、紙の本は購入後即売却して電子書籍を手に入れようと考えるユーザー

③hontoカードを提示して購入した本を手放してしまったが、安く、かつ電子書籍版が欲しいと考えるユーザー

 

となるでしょう。

おそらくhontoストアは、①③のユーザーのためになる、すなわち①③のユーザーがお徳感を感じてこのサービスを利用してくれると考え、サービスを開始したのでしょう。

しかし、①③のようなユーザーはどの程度いるのでしょうか。

私は、とても少ないと思います。

 

ここまでは、電子書籍の方が後に発売される場合を想定していますが、そもそも、電子書籍と紙の本が同日発売され、前者の方が価格が安い場合、紙の本を買う消費者がどの程度いるのでしょうか。

紙の本好きや、機械音痴の人などを除けば、この場合における合理的な消費行動は、電子書籍を買うことでしょう。

 

私には、この「読割50」を開始した意味がよくわかりません。