私にみえている世界

こんにちは。

執行官狡嚙慎也 理想郷の猟犬 感想

お疲れ様です。yasusususuです。

PSYCHO-PASS サイコパスのスピンオフ作品であるLEGENDシリーズの新作が発売になりました。

執行官狡嚙慎也 理想郷の猟犬 」(深見真 著)です。

 

同日に、オリジナルストーリーのスピンオフコミカライズ作品「PSYCHO-PASS監視官狡嚙慎也 2巻 」、アニメ第2期のコミカライズ作品「PSYCHO-PASS2 1巻 」オリジナルコメディストーリーのコミカライズ作品「学園さいこぱす 1巻 」が発売されており、私の中のPSYCHO-PASS熱が再燃しています。

 

PSYCHO-PASSシリーズの関連書籍がかなり充実してきました。 

keep-it-simple-on.hatenablog.com 

主要キャラクターでは、常守朱について掘り下げた書籍がまだ発売されていないので、今後の展開に期待しています。 

 

 

 

※以下ネタバレを含みますので、ご注意ください。

話の概要

収録されているお話は、①狡嚙の監視官時代の事件、②狡嚙が執行官となった後、常守が監視官として配属されて間もない頃の事件、③アニメ第1期最終話で狡嚙が行方を眩ましてから、劇場版の話に至るまでの狡嚙の行動の3本です。

 

③は、①②のお話とは関係がなく、ボーナストラックという形で収録されています。

keep-it-simple-on.hatenablog.com

肉体強化アスリート連続殺人事件

①と②のお話は、この事件の捜査に関するものです。

シビュラシステムの下では、アスリートという職業(野球選手やサッカー選手、格闘家や、陸上競技選手など)は、シビュラの適性が出た者にのみ許されるものです。

そして、シビュラシステムの下での職業アスリートは、人間を相手に試合をすることが許されておらず、合法薬物とトレーニングで肉体を強化し、ロボットと試合をすることか、各種記録更新を狙うことのみが許されています。

対人戦は、色相を濁らせ犯罪係数を悪化させるおそれがあるからです。

 

事件は、世田谷区のテニスコートで起こります。

テニスコートを取り囲むフェンスに、1辺10センチの立方体に分解され真空パックされた肉片を、パズルのように元の肉体と同じ場所に配置した死体が括り付けられていたのです。

被害者は、このテニスコートのあるスポーツジムのトレーナー織部滷摩(おりべろま)のトレーニングを受けていました。

捜査が進展しない中、またしても織部のトレーニングを受けていた肉体強化系アスリートがバラバラ死体となって発見されます。

狡嚙たちは、織部を犯人として疑い織部にドミネーターを向けるのですが、織部の犯罪係数は、アンダ−50。

捜査は完全に行き詰まります。

 

狡嚙は、それでも織部を疑い3人目の被害者が出ないように、織部に対する捜査を続けます。

そんな中、肉体強化系アスリートの潜在犯津嘉山雅史(つがやままさし)が現れます。

狡嚙が津嘉山を制し、津嘉山の自宅を捜索したところ、津嘉山による犯行声明の動画と、真空パック、レーザーメス、被害者の血液のDNAなど津嘉山の犯行を裏付ける証拠が次々と現れます。

そこで、この肉体強化アスリート連続殺人事件は、解決ということになるのですが、狡嚙は、この結末に納得することができずにいました。

①のお話はここまでです。

 
肉体強化アスリート連続殺人事件から8年後

事件現場は、図書館。図書館にある古書を収めておくべき数十個引き出しに、バラバラにされゼリー化された肉片が詰め込まれているというバラバラ殺人事件が発生しました。

被害者は、またしても織部のトレーニングを受けているシビュラによるアスリート適正の出ている者だったのです。

そこで、執行官となった狡嚙は、織部を犯人として疑うのですが、織部の犯罪係数はアンダ−50。

 

狡嚙の勘は、織部が犯人であると確信しているのですが、シビュラの判定がそれを証明しない。

そこで、過去の肉体強化アスリート連続殺人事件と今回の事件との関連性を探すと、犯人が、バラバラにした肋骨の位置等、肉片を正確に並べることに異常にこだわっていることがわかります。

この数へのこだわりと、織部の部屋の本棚にあったナブコフとボードレールという作家の本から、狡嚙は、織部のある特徴を見出し事件は解決に向かっていきます。

 

ボーナストラック・異邦人 狡嚙慎也

③のお話です。

狡嚙がいかにしてサイマティックスキャンを免れ、国内から脱出したのか、そして、中国に渡った狡嚙が、紛争地域を渡り歩く様子が描かれています。

残念ながら、狡嚙が劇場版の反体制組織に参加するまでの様子は描かれておらず、アニメ第1期終了後のお話と劇場版のお話との間隙は、完全には埋まっていません

この辺りは、新刊か劇場版のBDの付属冊子に委ねたのではないかと考えます。

 

雑感

サイコパスシリーズには、数々の書籍が引用されます。

今回の作品では、特にナブコフ、トマス・モアの作品が気になりました。

私は、本を読んでいるときに作者が引用した作品を読むという芋づる式読書を好んで行いますので、サイコパスシリーズには、本を知るという楽しみもあります。

 

ところで、今回の①②のお話で、共感覚*1というものが出てきました。共感覚については、詳しく知らないのですが、ギミーヘブン*2という共感覚をテーマにした映画を思い出しました。この映画もなかなか面白いのでオススメです。

 

最後に、本書には、PSYCHO-PASS監視官狡嚙慎也」に登場する人物たちが、同じく登場します。

特に、分析官 真流賛(まるたすく)、執行官 花表翼(とりいつばさ)、執行官 天利陽名(あまりひな)の3名は、本書では、描写こそあれ、そのビジュアルを見ることができないので、コミカライズの上記作品を合わせて読むと、よりイメージが膨らみさらに本書を楽しめると思います。

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