私にみえている世界

こんにちは。

「天職」がわかる心理学 感想

お疲れ様です。yasusususuです。

最近、仕事や幸せの意味を考える時間が多いです。その私の思考に引き寄せられてか、転職に関する情報が目に付きます。

keep-it-simple-on.hatenablog.com

その引き寄せの効力か、興味深い記事に出会いました。

nishimori-yu.hatenablog.com

「西森ゆう」さんの記事です。記事の中で、西森ゆうさんが

私が以前読んで非常にタメになった一冊です。自分の仕事に悩む方は特におすすめ。

とおっしゃっていた「「天職」がわかる心理学 」(中越裕史 著)が気になったので、読んでみました。

 

 

時代と仕事観

私は、大学生の頃から、自分の人生と社会の将来について考えるとき、いつも筆舌に尽くしがたい閉塞感を覚えていました。

その閉塞感は今も消えることはなく、しかしその正体がわかりません。

人に話すときは、本音がわからないので、閉塞感の正体を、「税金が増えていくけれど、それに見合った福祉を受けられる気がしないし、日本の経済発展も見込めない不安」というような表面を撫でるような分析で話すことしかできていませんでした。

 

本書で、著者は、物質的な豊かさより、精神的な充足を求めている人が増えているという著者の経験的な観測を挙げ、

こころの豊かさを求めているものの、具体的に何をどうすればいいのか、はっきりした道筋が見えてこない。だからどうしても暗い気分になってしまう。

それが日本を覆っている閉塞感の、最も大きな要因だと思います。 

と述べています。

私の感じている閉塞感の正体が全て明らかになったとはおもいませんが、やりたいことがわからないし、それができていないから、精神的な充足が得られていないことが閉塞感の一端である事が認識できた気がしました。

 

こころを豊かにする、天職の見つけ方

本書では、大要「天職」とは、自分の好きなことであるということを述べているように思いました。

好きなことを仕事にするなどということは、一部の限られた人間にのみ許された特権であって、みんなが好きなことを仕事にできるわけではないと私は、即座に思いました。

しかし、才能、お金、家族等、諸々の理屈を立てて、私が上で思ったように、自分の思うように生きられない自分の弱さを認められないことを、アドラー心理学では「人生の嘘」と呼び、幸福感=貢献感を得る障害とされていました。 

keep-it-simple-on.hatenablog.com

本書では、心理学でいう、好きなことをしているときに集中力が高い状態になるという「内発的動機づけ」を利用し、社会に貢献することで、幸せ働くことができると説き、こころを満たす働き方の要素を提示します。

こころを満たす仕事には、次の3つの要素があります。

⚫︎意味への意志 自分の仕事には、意味があると思える感覚

⚫︎「好き」という感情 内発的動機付け、やりたいからやるという動機

⚫︎自己決定要因 自分の頭で考え、自分の意思で決定できること 

 

しかし、私は、やりたいことがよくわかりません。それに対して著者は、

本人は「やりたいことがわからない……」と真剣に悩んでいます、まずは、自分の弱さを認めましょう。 

と説きます。

なるほど、私は、自分の弱さが認められず、人生の嘘をついていたのですね。

 

そして、著者は、天職が見つかる「4つの目の願い」という方法を紹介します。

「3つの願い((お金、人間関係、尊敬や称賛 ))が叶い、有り余るほどのお金を手に入れ、人間関係も問題なく、名誉も手に入れた。では、その後の人生、あなたは何をして生きていきますか?」

 この問いに対する答えが私のやりたいこと=天職であるというのです。

 

雑感

ここから、本書では、やりたいことが少しでもわかったことを前提に、行動を起こすことの大切さを説きます。自分が変わらなければ、人生は変わらないということです。

具体的な方法論として、例えばイラストレーターになりたいが全く別の職についている人がいるとして、いきなりイラストレーターの専門学校等に通うのはハードルが高い(勿論それができるならしたほうがいい)ので、1日5分とりあえず絵を描いてみるという、ちいさな行動から始めることを勧めています。

 

ここまでの理屈が分かっても、行動を起こさない人がほとんどであると、著者は言います。やりたいことに挑戦して人生を棒に降ったらどうするのか、と。しかし著者は、

追いかける夢さえなく、嫌な仕事を毎日、暗い顔で続けているこれまでの人生。その時点でもうすでに、僕たちはたった一度きりの人生を、棒に振っているのではないでしょうか。

と言います。なかなか心に刺さる問題提起でした。

 

しかし、とりあえず、私は、「4つ目の願い」の答えが出ていません。

私が嫌悪しているはずの世間の常識という権威(本書の表現です。)にどっぷり浸かりすぎたのでしょうか。

やりたいことは、完璧主義的に考えてはならない、完璧主義は心理学のタブーと書かれていたので、ハードルは下げつつ、アンテナは高くして納得いくまでやりたいことを考えてみようと思いました。

 

「天職」がわかる心理学 いまの仕事で心が満たされていますか?