私にみえている世界

こんにちは。

マッキンゼー流入社1年目のロジカルシンキングの教科書 感想

お疲れ様です。yasusususuです。

明日4月1日は、多くの新入社員の方が社会人デビューされることと思います。

 

私は、まだまだ社会人として未熟なので、これを機に、反省と成長のため、初心に戻ろうと思いました。

そこで、まず、「マッキンゼー流 入社1年目ロジカルシンキングの教科書 」(大嶋祥誉著)を読んでみました。

なお、マッキンゼーとは、世界的に有名なコンサルティング会社*1です。

ロジカルシンキングとは?

ロジカルシンキングとは、直訳すると論理的思考です。

論理とは、デジタル大辞泉によると、

ろん‐り【論理】

1 考えや議論などを進めていく筋道。思考や論証の組み立て。思考の妥当性が保証される法則や形式。「―に飛躍がある」
2 事物の間にある法則的な連関。
3 「論理学」の略。

ということなので、1筋道立てて考える、2事物の連関を考えることを言うのでしょう。

私の経験上、社会人*2たるものロジカルシンキングができなければならないと言われているように思います。

しかし、仕事をする上で、1ものを考えるときに筋道立てて考えない、または2事物の連関を考えないということなどあまりないのではないかと思います。極端な話、[Aという商品を売らなければならない→野球をしよう→洋服を買おう→Aという商品が売れるだろう]という風に考えて上司に報告なりプレゼンなりをする人はあまりいないと思うからです。そういう人がいたら、かえってすごいとさえ思います。

 

ではロジカルシンキングの真に意味すること、本書で学べることは?

本書でも、

私たちは、普段から基本的には「論理的」に考え行動することができています。

とされています。

しかし、仕事がうまくできる人、できない人がいます。

そこで、私が耳にした「社会人に必要なロジカルシンキング」とは、単に「論理的」に考え行動することではないと考えることができます。

 

ただ、そこにもう少しだけ「深さ」を加えられれば、いろんな場面で最適な"正解"を出せるようになります。

その方法=論理的思考こそが、みなさんにお伝えしたいこと。 

 すなわち、本書では、

 論理的思考とは「クリティカルに考え(深い洞察による自分の考えを持ち)、ロジカルに展開する(わかりやすく伝える)」

という方法を説明しています。

 

クリティカルに考える

ただ単に論理的に考えることができるだけでは、1+1=2と回答することはできても、それ以上の回答は出来ず、仕事の目的を達成することは難しいと感じます。

本書で上司からミスを注意されたときの例に共感できました。そのとき、私は、ミスをなくすにはどうしたら良いかを考えることはできました。しかし、仕事の目的は、ミスをなくすことではなく良い成果を出すことなのです。

良い成果を出すためには、本書では、クリティカルな思考が必要と説きます。

当たり前のように出てくる答えや、当たり前のように考えてしまうことを、「それは本当?」と一歩踏み込んで掘り下げるために、日ごろから身につけておきたいのが「クリティカルな思考」の3つの基本姿勢です。

①目的は何かを常に意識する

②思考パターンの枠を意識する

③問い続ける(So What? Why So?)

②の思考パターンの枠を意識するということが少しわかりにくかったのですが、簡単に言うと、成功体験や過去の経験、いわゆる常識によるバイアスがかかっていないかを疑うことです。

 

この基本姿勢を守ることで深い洞察ができるようになるそうです。

私自身、さきほどのミスの例だけにとどまらず、振り返ると目的を見失ってしまうことが多かったように思います。お恥ずかしい話ですが、目的との関係で重要でないことに時間をかけ、目的の達成に必要なことがおざなりになっていてお叱りを受けるということもありました。

 

ビジネスの会話の枠に乗せる

深い洞察ができたとしてもこれをうまく伝えることができなければ意味がありません。

私が働き出してはじめにつまずいたのは、ビジネスの会話の様式です。

学生や若手ビジネスパーソンの皆さんは、とくに「ビジネスと普通の会話の構造が違う」ということを意識してみてください。

ビジネスで必要とされる会話というのは、基本的に次の4つの要素を満たすことで成り立つのです。

「なんの話なのか(テーマ・論点)」

「何を言いたいのか(結論・趣旨)」

「そう言える理由はなにか(根拠)」

「なにをしなければならないのか(行動)」 

この順番でまたは、行動を結論と共に伝える順番で、基本的に論理的に会話を展開できます。

働く人は時間がないので、考えを伝わりやすいように伝わりやすい順番で無駄なく話さなければならないのです。

文字に起こせば大したこと無いような内容ですが、私ははじめそれすらできていませんでしたので、それを思い出しました。

 

雑感

本書は、ロジカルシンキングクリティカルシンキングの仕方を豊富な例と、パターンとして使える方法と共に解説しており、読みやすかったです。

とくに、思考パターン「シックスハット法」は、興味深く使ってみたい方法でした。

 

 

ところで、最後に、論理思考とは馴染みの薄いように思える直感について、著者の考えを引用しておきます。

つまり、「本物の論理思考」というのは、論理思考を習慣にして、意識的にクリティカルに思考することで鋭くなった"直感"の正しさを、ロジカルに証明してくれるのです。 

 

マッキンゼー流 入社1年目ロジカルシンキングの教科書

*1:マッキンゼー・アンド・カンパニー - Wikipedia

*2:社会人という言葉自体に強い疑問があり、あまり使いたくないのですが、棚上げします。