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こんにちは。

一流の人はなぜそこまで、コンディションにこだわるのか? 仕事力を常に120%引き出すカラダ習慣 感想

お疲れ様です。yasusususuです。

 

「身体は資本」とはよく言ったもので、自分の身体を動かして会社に勤め500万円を稼ぐことと、それ以外の方法で500万円を稼ぐことであれば、前者の方が容易であることと思います。

例えば、資産運用で500万円を稼ごうと思ったら、元手となる資本が1億円あったとして、これを年5%以上の利益率で運用しなければなりません。私のような一介の会社従業員には、元手となる1億円を確保すること自体が容易ではないです。

しかし、会社勤めは、健康な身体があれば可能ですし*1、健康を維持するのに1億円の元手が必要ということもないはず*2です。

そこで、お金がなければ生活が困難なこの日本社会において、多数派を占めると思われる、いわゆるサラリーマンが取り組むべきは、お金を稼ぐために自分の身体という資本の価値を維持・向上することと言えるのではないでしょうか。

 

こうした理由から、自分の身体のコンディションを整える方法が知りたいと思い、「一流の人はなぜそこまで、コンディションにこだわるのか? 仕事力を常に120%引き出すカラダ習慣」(上野啓樹・俣野成敏)*3を読みました。

本書の内容

本書の内容を一言で言うと「コンディションを整えるための食事法」の解説です。

本書の帯を引用すると

我々が食べているものの殆どは余分な物といって良い。

人は食べたものの四分の一の栄養で生きているに過ぎない。

残りの四分の三は病気の原因となり、そのおかげで医者は暮らしていけるのである。

ー紀元前3800年 エジプトピラミッドに刻まれた言葉

だそうです。

本書の帯にあえてこの文章を引用なさっていることからこの言葉が本書の言いたいことを代弁しており、つまり、本書では、人間の身体にとって必要な食べ物があること、そして、仕事で高いパフォーマンスを発揮するため・身体のコンディションを整えるためには、食事を抜くことも必要であり、それで十分であるということを解説しています。

 

私たちがまずすべきこと

本書は、私たちがまずすべきこととしてデトックス(体の中に溜まった不要なものを排除すること)をあげます。

驚いたことに、今の身体を作っているものは、半年前に食べたものだそうです。

そこで、身体を変えるには、半年前かそれ以前から蓄積してきた不要なものをデトックスすることから始めなければならないとのことです。

 

人間が食べるべきもの

本書は、フルーツを人間が食べるべき重要な食べ物として一貫して提案します。

①糖質や脂肪を分解・燃焼する酵素が豊富

②抗酸化作用の高いポリフェノールが多く含まれ、細胞の活性化と代謝を促す

③食欲を抑えるアミノ酸が含まれる

④便通を良くする食物繊維が豊富

ということがフルーツを食べることを提案する理由として書かれていました。

 

炭水化物や、肉は食べなくてもいいのだろうか、食べてはいけないのだろうか、という点について、本書は、肉食動物、草食動物、雑食である人間を比較し、以下のように説きます。

人間の歯は32本であり、そのうち20本が臼歯です。これは穀物を食べる歯です。野菜を食べる8本が門歯、残り4本が魚や肉を食べる犬歯で構成されています。

つまり、歯の情報をみれば、人間は全体の9割を穀物と野菜、果物を食べればいいのであって、肉や魚は1割だけでいいと言えます。

本当にそう言えるのだろうか、と強く思いました。

しかし、トラが肉しか食べていないがきちんと成長すること、ゴリラがほとんど肉を食べないのに筋骨隆々であること、そして何よりも著者たちとそのセミナーの受講生たちが、フルーツ中心の食生活に切り替えてコンディションを高めることができたという事実があるので、まずは、信じてみようと思います。

 

デトックス期間は、3日間短期集中で朝昼晩とフルーツと水のみで生活しなければならない(フルーツデー)とのことです。その後は、朝食をフルーツと水、それ以外を野菜中心の食事にし、週に1回フルーツデーを設けるというプログラムが提案されています。

 

食べないことも必要

またしても驚いた記述があったので引用します。

カラダに入った食べ物は、酵素によって消化されます。そして、消化された食べ物は、腸に送られ、そこで栄養分が吸収されます。消化・吸収にかかる時間は、食べ物や個人差がありますが、約1日かかります。さらに便として排泄されるまで2、3日を要します。 

食べたものが、消化・吸収され、排泄されるまでにカラダの中に最大4日間も留まり続けるという事実は衝撃的でした。

この過程のうち、消化・吸収にかかるエネルギーが膨大であり、仕事のパフォーマンスを低下させているというのが本書の説くところです。

遅くまで飲んだ日の翌日は、朝起きた時点でまだ前日摂取した食物の消化・吸収の途中である可能性があります。それにもかかわらず、新たに食物を取り入れることは、身体に過度な負担をかけ、エネルギー不足を招きひいては仕事のパフォーマンスを低下させ、コンディションの低下にもつながります。

また、午後に重要な仕事があるときは、昼食の消化・吸収にエネルギーを回すことはパフォーマンスの低下につながります。

そこで、こうしたときは、食事をあえて取らないということを本書は説きます

 

お腹が空いてはなんとやらという言葉があったようにも思いますが、空腹時には「サーチュイン遺伝子」が活性化し、この遺伝子が仕事のパフォーマンスを高めるそうです。

余計なエネルギーを食べ物の消化・吸収に使わず、さらに空腹状態で働く遺伝子を利用することで仕事のパフォーマンスを高めようということのようです。

 

雑感

常識は疑ってみるという点からすると、本書は、食やダイエットに関するいわば常識となっていた考え方を疑い、自説によってこれらを覆し、結果を出しており、貴重な本であると思いました。

しかし、私は、フルーツが苦手なので、フルーツに変わる何かで代用できないものかと本書を読みながらそればかり考えていました。

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*1:学歴やその他もろもろの条件はとりあえず置くとします。

*2:就業可能な年齢までの生活費・教育費に1億円以上が投入されているかもしれないのですが…

*3:なお、現在のところ電子書籍版は出版されていませんでした。